村田諒太が初世界戦計量パス「ほっとしています」 相手と視線も
「ボクシング・WBA世界ミドル級王座決定戦」(20日、有明コロシアム)
前日計量が19日、都内のホテルで行われた。ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、世界初挑戦の村田諒太(31)=帝拳=は72・3キロでパスした。
トランクス姿で体重計に乗り、体重が読み上げられると両腕でボディービルダーのようにポージング。報道陣にアピールした。「ほっとしています。試合前の一番大きな、最初に越さないといけない壁なので」と安どしていた。
対戦相手のアッサン・エンダム(33)=フランス=も72・3キロでパスした。計量時に視線を交わす場面もあり、「彼は絞ってきたのかな」と察した村田。「僕の方が大きかったと思います。(髪型も変わっていて)昨日、美容院に行くと言っていました」と冷静に分析した。
もともと「ビビリ」だというが、「試合の時に開き直って『行くぞ!』とやるタイプなのに、こんなに落ち着いてていいのかな」と感じるぐらい落ち着いているという。はやしているひげも「試合の時は最近はやしているので。ちょっとでも守ってくれる気がしません?」と剃らずに試合に臨むが、「奈良のおばあちゃんに怒られるんです。なんであんなきたない顔で出るんだと」と笑っていた。
ミドル級のリミットは72・575キロ。