ヨネクラジム8月末に閉鎖 82歳・米倉会長の高齢理由

 ボクシングのヨネクラジムは27日、今年8月末をもってジムを閉鎖すると発表した。

 同ジムは元日本フライ級、元東洋太平洋バンタム級王者の米倉健司氏が1963年3月に開設。70年12月に柴田国明が敵地・メキシコでWBC世界フェザー級王座を獲得(柴田はその後、WBA・WBCスーパーフェザー級王座も獲得)したのを筆頭にガッツ石松、中島成雄、大橋秀行、川島郭志の5人の世界チャンピオンをはじめ、9人の東洋太平洋王者、31人の日本王者を輩出した名門中の名門だ。

 この日、米倉会長の長男で会長代理の米倉丈司氏から報道各社に送られた「ヨネクラボクシングジム閉鎖のお知らせ」には、米倉会長が82歳と高齢で体調もすぐれず、選手の指導もままならなくなったことから一代限りでの閉鎖を決断したと記されていた。

 今後は所属選手の移籍を進め、8月までに試合が決まっている選手の調整も行っていく。54年の歴史を刻んだ名門の閉鎖。一つの時代が終わりを告げようとしている。

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