大谷がレジェンド王座V3!Sタイガーの“殺人キック”に記憶飛んだ
「プロレス・リアルジャパン」(27日、後楽園ホール)
レジェンド王者の大谷晋二郎が初代タイガーマスクの愛弟子スーパー・タイガーの挑戦を退けて3度目の防衛に成功した。
師匠が“殺人キック”と呼ぶスーパーの重く強烈なキック攻撃に苦しみながらも、握り拳を突き上げて気迫で耐え抜いた大谷。厳しい張り手、ジャーマンスープレックに得意の顔面ウォッシュを2回も繰り出すなど熱い攻撃で応戦し、最後は投げっぱなしのドラゴンスープレックスからのケサ斬りチョップで熱戦にピリオドを打った。
試合後は「変則的な蹴りを食らって試合の後半を覚えていない」と話すほどのダメージを受けながらも、「しかし、だ。あるでしょ、ここに。しっくりきてないですか、このベルト」と誇らしげだった大谷。「毎回毎回タダじゃ返してくれねえな、このベルト。だからこそ、毎回試練を与えながらもオレから離れたくない、このベルトが愛おしくてたまらない。ベルトを守るたびに、俺は成長できている気がするよ」と、王座への思いを熱弁した。
そして、「タイガーの名を語るにふさわしいものを持っていると感じた。蹴りの破壊力、プロレスラーとしての実力、想像以上だったことは事実」と挑戦者を評価。「また彼が、大谷晋二郎が持っているこのベルトを奪いたいというのであれば、拒む理由は何もありません」と、再戦に前向きな姿勢を示した。