京口完勝 KO逃すも初防衛 あえてメキシコ製のグローブをリクエスト
「ボクシング・東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ」(25日、後楽園ホール)
王者の京口紘人(23)=ワタナベ=が同級2位のジョナサン・レフジョ(23)=フィリピン=を3-0の判定で下し、初防衛に成功した。挑戦者の素早いステップワークとカウンター狙いにてこずり、7戦全KO勝ちこそ逃したが完勝だった。
試合中に左拳を痛め、ジャブが出しづらくなった。12回まで闘ったのはキャリア初どころか、これまで3ラウンドが最長。今回は12ラウンドのスパーリングを3度こなした。京口は「流れの中で倒したかったけど12ラウンド経験できたのは大きい」と振り返った。
今回、あえてメキシコ製のレイジェスのグローブをリクエストした。「これから先、いろいろなケースが考えられるので試しておきたい」(井上トレーナー)と将来の世界挑戦を見据えた選択だった。
渡辺会長は「12ラウンドKO勝ちが一番よかったけど収穫はあった」と、さらなる成長を期待していた。