松本亮1回TKO圧勝劇 年末にも世界挑戦へ
「ボクシング・10回戦」(27日、後楽園ホール)
元東洋太平洋スーパーフライ級王者で日本バンタム級4位の松本亮(大橋)が日本同級11位の坂本英生(フジタ)を1回1分57秒TKOで下した。左フックでダウンさせ、連打からの右ストレートで倒す圧倒的な勝利。松本は19勝(17KO)1敗、坂本は17勝(5KO)4敗3分とした。
勝利者インタビューでは「早く倒しすぎてすみませんでした。ダメージがないので、すぐに練習して世界を目指します」と強い自信を見せた。
昨年、副甲状腺機能亢進(こうしん)症が完治し体調が万全となった。もともと持っていた高いポテンシャルを存分に発揮できるようになったばかりか、ホルモン分泌の改善で身長も2センチ伸び175センチなったという。大橋秀行会長は「成長しているんだからすごいよ。パワーもついている。バンタムかスーパーバンタムか考えないといけない」と話した。
松本は「会長が納得するような試合をすれば(世界戦の)チャンスが来ると思う」と大舞台に思いをはせる。大橋会長も「年末くらいに挑戦させたい」と青写真を披露した。