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一翔V2、因縁のレベコを返り討ち

 「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(31日、エディオンアリーナ大阪)

 史上最速世界3階級王者・井岡一翔(26)=井岡=は8カ月ぶりの再戦となったフアンカルロス・レベコ(32)=アルゼンチン=を11回1分57秒、TKO勝ちで返り討ちにし、2度目の防衛に成功した。王座を奪った4月の前戦からの因縁に決着。5年連続で大みそかを締め、2016年のビッグマッチへ弾みをつけた。そしてフライ級4団体制覇を目指し、今春にも王座統一戦を視界に入れた。

 一翔は怒りを拳に込めた。11回、左ボディー連発から最後は右ボディーでトドメ。レベコは腹を抱えリングに沈んだ。王者はコーナーに上がり、拳を突き上げた。「ご機嫌だぜ!!」。親友のアーティスト「DA PUMP」DAICHIと約束した決めぜりふで喜びを爆発させた。

 王座を奪った前戦からの因縁。前日はグローブの色を巡り難クセをつけられた。「井岡ジムとしてストレスだった。覚悟と気合が入った」。リングに上がり対面。ぶちのめす気は一気に高まり、1回からどつき合いにいった。

 4回に左ボディーから顔面への連打でロープに吹っ飛ばした。9回もロープに詰め怒とうのラッシュで殴りまくった。何度も追い詰め、最後は腹3発で戦意を断ち切った。「スッキリした。KOかTKOで終わらせたかった」。宣言通り、完全決着を付けた。

 12度目の世界戦を経て、「意味がひしひしと分かる」と言うのが「エディ・ポーズ」だ。叔父・弘樹氏を教えた名トレーナー、エディ・タウンゼント氏が指でわずかの差を示す有名な姿。「細かいことを積み重ねていくのが王者とランカーの差」。わずかの差を重ね、勝ち切ったのが4月。井岡家の壁を破った3階級制覇で新たな領域に立った。「自信だけで思う動きができる」。8カ月ぶりの再戦で差は圧倒的に開いた。

 5年連続の大みそか戦勝利で2度目の防衛。陣営は「来年はビッグマッチ」と統一戦に動く意向だ。一翔も4団体の王者を映像でチェック済み。「かみ合うのはエストラーダ(メキシコ)」。WBAのスーパー王者は正規王者の自身より上に君臨。標的として攻略のイメージを描いている。

 「孤高になりたい。圧倒的な存在に僕がなる」と主役は譲らない。「ハッピーニューイヤー!!」。王者は2015年を満点で締め絶叫した。

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