今春、世界３階級制覇を狙うボクシングの井岡一翔（２５）＝井岡＝が１０日、プロ野球中日の大島洋平外野手（２９）、松井佑介外野手（２７）と大阪市内で合同トレーニングを行った。

　昨年大みそかの前哨戦を５回ＫＯ勝利で突破し、今月５日には「プロ最速」で本格始動した。竜の２人とミット打ち、体幹トレなど約２時間みっちり。「ボクサーの動きがすぐできる。やっぱりスポーツは下半身が大事と思った」と、一流同士の有意義な交流となった。

　松井佑が東農大の１年先輩にあたり、大学時代は神宮球場に応援に行ったこともある。「お互い刺激し合いたい」とエール。大島は３階級にちなみ、首位打者、最多安打、盗塁王の「３冠」を狙うことを約束した。

　４月前半にも次戦の予定で、陣営はＷＢＡ世界フライ級正規王者のファン・カルロス・レベコ（アルゼンチン）を標的に全力を挙げ交渉中。悲願へ向け、１月末にも初のハワイ合宿を計画している。