大竹氏、方向性の違いで亀田ジムを退職

 元3階級王者・亀田興毅(27)の復帰に向け尽力していた大竹重幸氏(56)が20日までに亀田ジムを退職した。

 大竹氏は「(復帰を巡る)方向性の違いで離れることになりました。興毅君には『お世話になりました』と言ってもらった。ぜひ4階級王者を目指してほしい」と話した。

 元協栄ジムで佐藤修、坂田健史ら世界チャンピンオンを育てた実績を買われ、亀田ジムから新会長候補として擁立された。実績、人柄ともに申し分ないことから、一時は「大竹会長」での出直しが有力視されたものの、東日本ボクシング協会理事会から「首のすげ替えだけでは認められない」と却下された。

 同理事会は興毅らの復帰条件を事実上「移籍」に限定。大竹氏は、まずWBAから指名されている同スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)戦を実現するため、自らのパイプで移籍先を探り、下交渉も進めていた。

 ところが7月4日、大竹氏が所用で日本を離れている間に興毅が「UNITEDジム」(三好渥義会長)と移籍話をまとめ、一方的に発表。寝耳に水の事態が大竹氏にはこたえたようだ。

 あるジム関係者は「亀田ファミリーに大竹さんは猫に小判だったね」とつぶやいた。

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