「シュートボクシング」（１７日、両国国技館）

　２年に１度の世界トーナメント「Ｓ‐ｃｕｐ」決勝戦は絶対王者アンディ・サワー（３０）とヘンリー・オプスタル（２３）の師弟対決となり、師のサワーが判定勝ちで４度目の優勝を果たした。

　トーナメント引退を表明しているサワーは１回戦でＷＢＣムエタイ世界スーパーウエルター級王者ケムに判定勝ち。準決勝では日本のエース・宍戸大樹を１回ＫＯに沈めた。決勝では手の内を知り尽くしている間柄とあって決定打に欠いたが、手数で上回り３‐０の判定をモノにした。

　サワーは「日本での同門対決は非現実的だったけど、４回も王者になれてとてもうれしい」と、感激していた。