【回答者・宇田川那奈】麻雀が強くなるには「アカギ」「盲牌」「質問責め」

 【聞きたい】最近、麻雀にはまりました。でも、なかなか強くなれません。最後には、いつも負けてしまいます。周りにいる女の子だと、ルールを知ってる人さえいません。男の人にいろいろ聞くと“勘違い”されても困るし…。いい方法あれば教えて。(20代・女性)

 【答えます】まずは麻雀にはまったとのことで、おめでとうございます。

 麻雀を楽しめるだけで、人生はそれまでの倍、楽しいものになりますよね。

 さて、私は勉強はあまり熱心な方ではなかったのですが、麻雀に関しては強くなるためにあらゆる方法を試しました。効果があったと思うのは以下の方法です。

 (1)麻雀漫画を真剣に読む

 オススメは福本伸行著「アカギ」です。この作品では、主人公の赤木しげるが初めて麻雀を打つところから、天才として才覚をあらわすまでのすべてが記載されています。危険牌、安全牌の見分け方や、他人の待ちの読み方、そんなものが非常に理論的に説明されているうえに、作品自体もとても面白いです。

 (2)ポケットに麻雀牌を入れて盲牌の練習をする

 「盲牌」をご存知ですか?親指の腹で麻雀牌をなでるだけで、何の牌かを当てるというものです。実際に麻雀牌に触れている時間が長ければ長いほど、強くなれると私は信じています。実際、私は、大学時代、ポケットにたくさんの牌を入れて、授業中にずっと盲牌の練習をしていました。

 (3)実際に麻雀を打ち、質問責めにする

 現在はスマホアプリなどで気軽に麻雀を楽しめますが、麻雀牌に触れ、口頭で点数宣言をし、点棒を手で払う。この方法が強くなるための何よりの近道です。その中で、疑問を抱いた時には、その人に直接聞いてみましょう!「どうしてこの牌は切らなかったの?」「どうして私からこの牌が出るかわかったの?」などなど。

 「勘違い」されるのは確かに面倒ですよね。でも大丈夫です。私の経験上、本気で麻雀が強くなりたくて質問している人に、やましい気持ちを持って接する男性は多くはありません。むしろ、質問しすぎてちょっとウザそうな顔をされることの方が多いです。

 どうでしょうか? 少しはお役に立てればいいのですが。麻雀は、強くても弱くても楽しめますが、どうせやるなら強くなりたいですよね!ぜひ、麻雀ライフをエンジョイしてください。

 ◆回答者プロフィール 宇田川那奈(うたがわ なな)東京都出身、24歳。東大工学部を卒業し、現在京大大学院情報学研究科に在学。人工知能の倫理観を研究している。大学1年で麻雀を覚え、雀荘通いを続け、プロ並みの腕前を誇る。趣味は競馬という無頼派。 

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