【回答者・松野明美】「いじられキャラ」に悩まず「愛されキャラ」に

 【聞きたい】私は学生時代も社会人になってからも、いじられキャラになってしまっています。軽い程度ならいいのですが、時々からかわれ方がひどくて耐えられない時が…。でも、キレたら、その後がつらくなると思って何も言えません。いい方法はないでしょうか。(30歳・女性)

 【答えます】私もどちらかというと、いじられキャラなんじゃないかなあと思うんですけど、いじられキャラって好きなんですよね。いじられると楽しくなります。

 私は小学生時代、無口でおとなしい子でした。それが5年生の時、町内のマラソン大会の代表に選ばれたんです。運動会でもほとんど後ろでゴールする私が選ばれるわけないだろうと思ってトイレに行って、帰って来たら決まってた。みんな走りたくなくて、相談したんでしょうね。イヤだと言えずに一生懸命練習して走ったら、なぜか優勝したんです!やればできると自信になって明るくなって、卒業する頃のあだ名は「スピーカー」ですよ。あれがなかったら、マラソンに挑戦することもなかったでしょう。極端な例かもしれませんが、まずは、いじられることですね。

 小学生の頃、男の子がよく女の子にちょっかいを出していました。魅力的な女の子、かわいい女の子がいじられやすい。それだけ気になる存在ということで、私には昔から「いじられキャラ=愛されキャラ」というイメージがあります。

 この方もきっと、かわいい方なんでしょうね。いくつになっても、いじられるのは愛嬌があって愛されるから。全然いじられない人は、うらやましいと思ってるんじゃないでしょうか。でも、いじりもエスカレートすると、相手にそのつもりがなくてもいじめになる。本当に悩まれているなら、いじってくる人に直接相談した方がいいですね。それがきっかけで、親友になれるかもしれません。いじられキャラを、ぜひうまく生かして頂きたい!絶対にすてきな方なんだと思います。

 ◆松野明美(まつの・あけみ)熊本県出身、49歳。88年ソウル五輪女子1万メートル出場。引退後の01年に結婚、2児の母。現在は熊本県議会議員。講演、タレントなど多方面でも活躍。デイリースポーツの陸上評論家。

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