【回答者・前川清】面接で落ち続けているなら…あえて「選り好み」を!

 【聞きたい】ある会社を退職し新しい仕事を探しています。あまり選り好みせずいろんな会社の面接を受けているのですが、採用されません。履歴書もしっかり書いていますし、面接でも質問に明るく前向きに答えているつもりなのですが…。何か問題があるのでしょうか。(30歳・男性)

 【答えます】お会いしたこともなく履歴書の内容もわからないので、何とも何とも言えないのですが…。履歴書もしっかり書かれ、面接でも明るく前向きに答えているとのことですので、きっと書類選考は通過できているのですね。あなたは実力のある優秀な方なのでしょう。

 とすると、これは会社との相性。マッチングなのかもしれません。われわれの仕事に例えれば、歌謡ショーを行うとき「ようこそ来てきていただきました」ということもあれば、オーナーが「今回はお前を呼んでやったんだぞ」という場合もあります。どちらも大事な仕事ですが、一番いいのは自分が飛び込んでいけて、相手もウエルカムで「一緒に頑張りましょう」という形。あなたも企業とそういう形で決まればいいですね。

 1つ言えるのは、あまり選り好み(よりごのみ)せずに会社の面接を受けていることに関してです。逆に会社を選り好みをした方がいいのです。そのために、自分の考えをしっかり持つこと。一本信念を持つこと。自分が何をやりたいのか。どんな仕事をしたいのか。こういうことをやりたい!とか。その信念を持つことが大事です。

 とにかく働きたいという気持ちでなく、何のために働くのか、自分が働くことでその会社に何がプラスになるのか。面接で示すことが大事じゃないかな。

 今は今後の人生を考えるせっかくの機会だと思います。何をやりたいかを決めてから、会社を選んでみてはいかがでしょうか。30歳の新たなスタート。骨をうずめるような職業を見つけられることを祈っています。

 ◆前川 清(まえかわ・きよし)長崎県出身、69歳。「内山田洋とクール・ファイブ」のリードボーカルとして、69年「長崎は今日も雨だった」でメジャーデビュー。「そして、神戸」「東京砂漠」などヒット曲多数。個性あふれる語り口でテレビ、ラジオ番組でも活躍中。

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