【回答者・松野明美】ママ友がいません
【聞きたい】ママ友がいません。幼稚園の年長の娘と2歳の息子がいますが、幼稚園の行事に行っても、公園に行っても、一人で過ごすことがほとんどです。人見知りのためか、気さくに話しかけられず、どこかで輪ができてしまうと、そこに近づくことさえ怖くなってしまうんです。(33歳・女性)
【答えます】今回からお悩み相談を担当することになりました、松野明美です。回答者というのは初めての経験ですが、精いっぱいお答えします!
1回目のお悩みは、ママ友がいないという方。小さい子どもがいると、冬場はインフルエンザとかが怖くて外に出ず、部屋にこもりがちに。そうするとおしゃれをしなくなり、自分に気を遣わなくなってしまいますが、この方は公園に行ったり外出されてるようで行動的でいいですね。
お勧めしたいのは、ウオーキングやジョギング。時間に関係なくやれるときにやればいいし、自分のペースでできるから最適です。ベビーカーを押しながらウオーキングでもいい。体を動かすことが自信につながり、前向きになれるんです。
私も毎日20キロ走ってるんですよ。朝5時に起きてまだ真っ暗な中、工事現場用のライトを頭につけて5時半から走ることも。そんな時間でも散歩してる人がいるから、会うとお互いビックリします。
走っていると、初対面でも2回、3回会うと、アイコンタクトで走りながら手を上げたり。そういうのはスポーツの良さですね。「今日はやめとこうかな」と思う日でも、走る前より走った後の方が元気になる。走りながらみんなに挨拶していると笑顔になれて、そのうち人に会ったら声を掛けて当たり前というようになります。私みたいにベラベラと話せるようになりますよ(笑)
体を動かすと無心になれる。集中している状態から離れることは、人間にとっていいらしいですよ。考えすぎると、周りは何も思ってないのにこう思われるんじゃないかと暗くなってしまいます。まずは自分が楽しめる時間を、毎日30分でも1時間でも。前向きになることで表情まで変わります。体を動かして自分から話しかけていくきっかけを作り、そのうち公園でも!自分が変わらないと、周りも変わらないですよ。
どうでしょう、解決になりましたか?恋のお悩みでも何でもどうぞ!あんまり経験ありませんけど(笑)
◆松野明美(まつの・あけみ)熊本県出身、49歳。88年ソウル五輪女子1万メートル出場。引退後の01年に結婚、2児の母。現在は熊本県議会議員。講演、タレントなど多方面でも活躍。デイリースポーツ陸上評論家。