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魅力度ランキング、下位が「おいしくない」というのは時代の流れか

 都道府県魅力度ランキングで下位の44位だった群馬県の知事が、根拠が不明確だとして法的措置を含めた検討を始めたという報道がありました。最初にこの話を聞いた時は大人げないな、むしろ少しおいしいやんと思いました。ちょっと前の事ですが、鳥取県の知事は「スタバは無いがスナバ(砂場)はある」の名言で一躍鳥取を有名にしたんですから。

 で、その話を楽屋でしていたら、関東にお住まいの方に「『おいしい』て関西人独特の考え方」と言われてなる程と納得してしまいました。都道府県や地域によってそれぞれの考え方があるのだと気付き、群馬県の知事がどうしてそこまで怒っているのかを調べてみました。

 調査の仕方は「とても魅力的」が100点、「やや魅力的」が50点、どちらでもない・あまり魅力的でない・全く魅力的でないはすべて0点というもの。じゃあ「魅力」って何?と思っても当然。このあいまいさで評価されたら怒る人がいても仕方ないのかなとも思いました。ましてやこのコロナ禍。インバウンドがあてに出来ない今、国内観光で群馬が打撃を受けてしまう可能性だってあるのですから。

 だいたい日本人は「ランキング」が大好きで、そういうタイトルのテレビ番組も数多い。ところがこの流れが本流になると、逆にランキング番組やコーナーはしてはいけないということにならないかとちょっと心配になりました。自虐ネタを封印しなければならない「お笑い」の流れもありますからね。魅力度下位の県民同士が戦う番組も、どちらかに感情を移入して、ガンバレー!と思っていましたが、そうやって面白くすることもダメになってしまうのかなと。

 私たちの若い頃は、関西圏の東北をテーマにした旅番組やコーナーは高視聴率が取れないと言われたりしたものです。それぐらい周知されていなかったという事なのですが、中国がどんどん商標登録したことによって逆に地元の魅力や特産物を改めて見つめ直し、「大間のマグロ」や「青森の黒ニンニク」など各地の名産品や桜、街並みなど地元では何気なくやり過ごしていた場所が注目されるようになりました。何十種類もの桜が咲き乱れる弘前城の桜は大人気で、桜の季節には飛行機の便が取れない程です。

 例えば京都や奈良みたいに都があったとか、大阪みたいに食い倒れがあるとか、北海道や沖縄みたいに大自然があるとか。そういう「わかりやすい魅力」がなくても、アピールできるポイントは各地でいろいろあると思うのです。群馬も、もともと地元にある物の魅力を見つめ直す良いきっかけと思ってもらえたら。群馬の「下仁田ネギ」「だるま弁当」好きだけどなぁ。

 あまりイメージが湧かないのでしたら、ここからイメージ戦略をしようという前向きな考え方もあると思います。おっしゃってることは本当によくわかるのですが、車のハンドルの「遊び」みたいにほんの少し大らかになってほしいなと思うのは、私が関西人だからなのか、「お笑い」だからなのか、いい年齢になってきたからなのか。

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