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パチンコ店がワクチン接種会場に…その「心意気に感動」ハイヒール・リンゴ「野党やメディアも批判だけでなく前向きな提言を」

 新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、大阪のパチンコ店「フリーダム」が職域接種の会場に早変わりし、地域の人たちが訪れたというニュースがありました。昨年春の第1波では散々に叩かれまくったパチンコ業界。私はあまり詳しくないのですが聞くと最近のパチンコ店はすごく空調もしっかりしていて、分煙され、座席には飛沫防止のアクリル板があり、一つずつ空けて座るらしく、テレビの映像を見ても、実は接種会場としてもすごくよく出来た施設なんじゃないか、それに駅近の店も多くあり足の便も良い。と目からウロコ。2日間休業すれば何千万円という損失が出るのに「地域のために」というパチンコ店の心意気に感じ入ったのは、私だけではないと思います。

 接種が進んできたとはいえ、東京や大阪では若い人たちを中心に「打ちたいけれど、どこで打ったらいいか分からない」という人も少なくありません。大阪では町の中心地に立地しアメリカ村のランドマークとも言える「心斎橋BIGSTEP」が会場になりましたが、こうした若い人たちが足を運びやすい場所を会場にするのはとてもいい発想だと思います。

 郊外型の大規模商業施設を会場にしても今の若い人はあまり車を持っていないから、会場に行くのが又大変。年配の方のように大人しく黙ってバスに揺られて、郊外の会場に行くというのも又、おっくうという若者の意見も聞かれます。でも、都心型の店舗ならコロナ禍でずっと苦しい思いをしているイベント会場をワクチン接種の「基地」化するのもいいアイデア。

 私たち芸人の世界、テレビの世界もずっと「感染者が多い」と見られ続けています。番組でもマスクをせずアクリル板だけでいいのか、という批判も、理解はできます。でもテレビには映りませんが、私の知る限り、放送や収録の直前、アクリル板の前に来るまで出演者はマスクを着けているし、スタッフは当然ずっとマスク着用です。あの批判の多いアクリル板も、前にせり出しているので当然、声は前方にのみ聞こえ、実は隣の人の声が聞こえにくくて、番組の最中に「えっ何て言ってるの?」となることがよくあるのです。その聞こえにくさを補うようにマイクのボリュームを上げるから、観ている方たちには「マスクも着けずに大声でしゃべって」と感じられてしまう。本当に、凄く難しい。

 お芝居や音楽、漫才や新喜劇でも地方の営業でも、それぞれ出演前に必ずPCR検査を受けます。特に吉本新喜劇は高齢のベテラン芸人も多いですから、若手たちは凄く気を付けている。それでもやはり感染者が出てしまい、先日はNGK(なんばグランド花月)で新喜劇が休演、という異例の事態になってしまいました。芸能人は関係する方々も多いし、突然休むとたくさんの方に迷惑をかけてしまう、又、不審にも思われますから感染したら公表が原則。検査数も公表数も多いので「多く見える」のも仕方のないこと。ただ、一般の方もそうだと思いますが、相手は目に見えないウイルス。無症状の感染者もいますしどれだけ気を付けてもうつる時にはうつってしまうもの。「見え方」の問題でもあると思うのです。

 こうした「見え方」という意味では、最近報道や野党が指摘する「若者の重症化例が増えた」という問題。でもそもそも重症化しやすい高齢者からワクチン接種を進めたのですから、重症者の中にワクチンを打てていない若者の割合が増えるのは当たり前では?

 もちろん打たない自由も、アレルギーなどで打てない事情がある方もいらっしゃいます。でも打ちたい人が打てるようにセッティングしてあげるのは政治の役割のはず。若い人はSNSで情報を入手する人が多い分デマや不安もすぐに拡散しがちですが、最近では国や官公庁、医師会などがそれをすぐ打ち消す情報をSNSで発信しているのも、すごく安心出来る動きだと思います。

 政府や自治体の対応を批判するだけでなく、冒頭のパチンコ店のように、コロナ禍を抜け出すための前向きな提言をみんなで考えられたら。ワクチン接種も駅近の24時間営業の場所とか映画館とか、活用出来る色んな場所がまだまだある様に思います。

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