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100均店の高額商品、ハイヒール・リンゴが大好きだからこそ言いたい「本当に求められているのは?」

 コロナ禍でおうち時間が長くなり、DIYや料理、家庭菜園などをする人が増えています。そんな時の強い味方が「100均」。手軽に買えて、ちょっとぐらい失敗してもそんなに心が痛まないしかゆい所に手が届くアイデア商品も次々と。私も大好きです。

 ただ、このところ気になるのが、商品の“高額化”。100円だと思っていたら「この商品は300円です」てのもよくある事。そんな時大手のダイソーが脱100均を目指した新店舗をオープンさせるというニュースが。そう言えば先日見た300均ショップの店頭にはワイヤレスイヤホンや自動で出てくるアルコールディスペンサーが1000~1500円とかで売られていました。

 もちろん100円300円という値段にとらわれず、次のステージを目指す企業の取り組みは評価されるべき。ただ一方で、大阪の商店街では飲食店が閉店した後に100均が次々とオープンするなど、ニーズはとても高いと思います。私も一消費者として、例えばダイソーなら、セリアやキャンドゥなど競合店との差別化の方にもっと力を入れて欲しいな、クオリティを上げてほしいなと素直に思います。

 「安物買いの銭失い」にはならない様に。100均だからこその魅力もあったはず。それはワークマンや業務スーパーなど、それぞれの業界で革新的な値段と品質を実現させたお店の立ち位置とも似ているかもしれません。

 例えば、先日某番組でママタレさんが絶賛していたのが、業務スーパーの「冷凍揚げなす」。揚げなすって、自分で作ると水気を切って多めの揚げ油を用意して…と結構面倒。その手間を省いてくれたのですから、消費者の気持ちやニーズを凄く突いているし、調理済み食品を買うという罪悪感も少ない。きっと高級志向のスーパーでは出来なかったと思います。

 数年前までは作業着か登山服のメーカーとしか思われていなかったワークマンも、雨の日でも滑らない安全靴をタウン用にした商品が妊婦さんやママさんに大ヒット。私も買いましたが、本当に横断歩道の白線の上だって滑らない。滑らなさすぎて怖いぐらいなのに2000円以下!他にも交通整理の人向けに袖口から雨が入り込まないように設計されたレインスーツがとか、すごくオシャレではなくても、質と値段を考えればヒットするのも当然だと感じます。

 以前、お仕事でニトリの創業者で会長の似鳥昭雄さんにお話をうかがったことがあるのですが、あの「お値段以上ニトリ♪」のCM、最初は「お値段以上、それ以上♪」としていたところを「あまりにもごう慢では」と「それ以上」を削ったのだそうです(笑)。100均が高級志向になると、そこには、ニトリやIKEA、無印良品、カインズなどがしのぎを削ります。でも、それらのお店に対してデザイン性や品質などまた違う価値を消費者は見出している。と同時に100均には100均にしかない「お値段以上」な価値を求めているのだと思うのです。

 なんだか「100均」を熱く語りすぎてしまいましたが(苦笑)、これからも私達の強い味方でいて欲しいものです。

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