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食器を落として大声謝罪、必要ですか?変わる「しきたり」慣習だけなら見直していいのでは

飲食店で食事をしていると、たまに店員さんが食器を落として「失礼しました!」と謝るのを耳にします。時には店のスタッフ全員が店中に響く大声で。この“過剰な大声接客”は本当に必要なのでしょうか。

3月に行われたYahoo!ユーザーアンケートでは、80%近くが「謝ってほしいが、大声で謝る必要はない」と回答したそうで「謝る必要がない」は15%ほど。「大声で謝る必要がある」は3%だったそう。そりゃそうですって。

個人的には過剰に謝る必要は全くないと感じます。大声によって客同士の会話が止まってしまいますし、いかにもマニュアル通りなのが気になります。元々はチェーン店が接客レベルを維持するために社員教育をマニュアル化し、その中の「食器を落とした時は大きな声で謝る」というマナーが、作業的に大声を出す行為として残ったと考えられているらしいです。

他にも居酒屋などで注文が入った時の「喜んで~!」は「本当に思ってるの?」と疑ってしまいますし、高額紙幣にお釣りを出す時の「5000円札入ります!」も、「そんなに大きな声で言う必要あるかな?」と思ってしまいます。

トイレから戻った客に新しいおしぼりを出してくれる店もあり、私はこれを行き届いたサービスだと解釈していました。が、実は昔の飲食店はトイレが別の建物にあって、中にはトイレに行ったまま逃げて無銭飲食する客がいたため、店員さんがトイレの前で手ぬぐいを持って見張っていたことの名残だとか。接客は本来、もてなしの行為なのでしょうけれど、時代の変遷で元の意義から遠ざかり、慣習だけで続いているサービスも多いかもしれません。見直した方がいいものもたくさんあるのではと思います。

芸人のしきたりも時代によって変化しました。今はなんばグランド花月の楽屋も個室になり、全ての楽屋にあいさつ回りすることはありません。でも私の新人時代は舞台に出る前「お先に勉強させていただきます」と全ての楽屋にあいさつをしてまわっていました。

「勉強」とは独特の言い回しですが、舞台へ勉強しに行くわけではありません。先輩のみなさんがおっしゃっていたのでそう言うものだと思い深く考えず楽屋にご挨拶に行き、舞台を終えると「お先に勉強させて頂きました」と又、楽屋を回るのです。そんな私たちにある時、チャーリー浜さんが「勉強は舞台でするもんやない。新人は、勉強したことを舞台で発表するんやで」と優しく諭して下さったのが懐かしく思い出されます。

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