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鬼滅「遊郭」の“炎上”論争に思うこと

 「鬼滅の刃」が国民的ブームとなり、次は「遊郭編」のアニメ化が発表されました。ところがネット上で「遊郭を子供たちにどう説明すればいいんだ」「女性蔑視じゃないか」と、“炎上”している“そう”です。

 さて、このネット上での“炎上”という言葉ですが、私も気になって定義を調べてみました。しかし1分間に〇〇回以上ワードがヒットしたら、といった“炎上”の定義はなく、実にざっくりとしています。つまり、ちょっと盛り上がってもヒドク盛り上がっても“炎上”なのです。故に一部のマイナスな意見を取り上げ、マスコミが“炎上”と紹介することもありえるのです。

 多様性の時代ですから、「遊郭」と聞いて、「けしからん」という意見も当然あるでしょう。子供も見るのに「遊郭」が舞台なのはどうなんだろう?と感じた人は、そう言えば良いと思いますが、実際にはこの様に考えた人は少数派だったようです。もちろん少数意見だからと無視するのはおかしな話だと思います。その目立つ少数意見に対し、マスコミが“炎上”という言葉で論争をあおるのは違うのではないかという事。報道する側の責任転嫁に思えてしまうのは私だけでしょうか。マスコミももっと、自分の責任で問題提起してもいいのではないかと思うのですが。

 特にネットニュースではキャッチーな見出しだけを読んで、記事を読まない人もたくさんおられます。見出しではAと主張しているように見えるけど、実際記事を読むとAではなくBと主張しているということもよくあること。

 テレビ番組でトークの内容を、記事にしていただくときも、番組としては宣伝というメリットがあります。その一方で、場の雰囲気が伝わらず「そうじゃないんだけどな、現場はそんな空気ではなかったんだけど」と思うこともしばしば。記事を読む人は、その番組を見ていないので、文字だけで判断してしまい、騒動になってしまうことも。

 文字に書き起こすと、そのときのニュアンスが伝わらない事はよくあります。実際に話す“生きている言葉”と、文字との違い。文字の持つ力が強すぎて会話の微妙なニュアンスを駆逐してしまうのです。だから私もメールでは強く伝わってしまいそうなときは、電話や直接会って生の言葉で伝えるようにしています。

 先日、ようやく映画「鬼滅の刃 無限列車編」を旦那さんと一緒に見てきました。泣かないだろうなぁと思っていたら、きっちり2回泣いてしまいました(笑)。アニメとは言え出演者の“生のセリフ”はすばらしい!遊郭は歴史上の事実ですし、子供たちに聞かれたら「昔こんな場所があって女性にとってはつらい場所だった」と歴史の事実として、丁寧に説明していく事こそ大切ではないでしょうか、あまり原作を捻じ曲げずに。とにかく国民的ブームなのですから楽しく次回作を観たいですね。

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