こんなご時世だからこそ「花粉症のバッジ」を無料配布してくれれば有難い

 新型コロナウイルスの感染拡大で、すっかり自粛ムードが広がってしまいました。確かに必要なことではありますが終わりが見えない自粛自粛でちょっとみなさん、「コロナ疲れ」していませんか?花粉症の人の中には、電車の中などでくしゃみをするのでさえ肩身が狭いという声もあり、そんな中「(私は)花粉症です」と表示したバッジを作った団体があって、とてもいいアイデアだなとちょっとホッとしました。

 その裏には、若い人は、私たちの世代よりダイレクトにコミュニケーションを取るのが苦手といった事情があるようで例えば電話をする前に「これから電話していいですか」とLINEを送り、その後電話をすると言うのが主流だそうです。だから花粉症の人も「私は花粉症です」って強調するのが苦手な人が多いのですよね。

 この間、番組で共演したナジャ・グランディーバさんが「私は花粉症で、ある時タクシーの中でくしゃみをしたら、運転手さんが何も言わず窓を4つ全部空けた」と話していました。このご時世だから仕方ないですが「『花粉症なんです』と言うのもどうかなと思った」と戸惑っていました。だからこそ、「花粉症」の表示バッジがあればとっても便利。バッジを見てもらえれば、お互い余計な心配をしなくてよくなるし。

 援助を必要とされる方のための「ヘルプマーク」もそうですが、自分の症状を自分から言いにくい人は大勢いらっしゃる。そういう方々への配慮の周知は、メディアに出ている私たちも発信していくべきだと感じます。新型コロナウイルスに対する不安を必要以上にメディアがあおっているという批判もあり、だからこそ、私たちがメディアを使ってできることをと考えます。専門家の方も大変でしょうが不必要に不安をあおるカタカナ語の乱用はいかがなものでしょう?例えば「オーバーショート」は「爆発的な患者の急増」で良いし、意味もこっちの方が良くわかる。このカタカナ言葉要るのかな。こういう言葉1つ、メディアは気を付けないと。刺激的な新しい言葉より世の中は安心、やすらぎを求めてるのだと思うのですが。

 あ、「花粉症のバッジ」ですが300円とか500円で買えるそう。でも正直ちょっと高い気がします(笑)。だからこういうバッジを自治体で作って、無料配布してくれれば助かるなあ。バッジを考案した人たちのアイデアは尊重したいですが何せこんなご時世。たくさん安く作って、必要な市民に配布してくれればもっと役立つはずです。大阪府内では自転車のひったくり防止カバーを無料配布していたこともありますから、同じように実施してもらえると有難いですね。

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