あったら欲しいな「若い子の取扱説明書」
「最近の若い子は…」ある一定の年齢になってくると、ついそんな言葉がでてくる。先輩・後輩の関係がしっかりした世界に身をおくハイヒール・リンゴでさえも、若い世代の行動に理解できないことがあるという。それだけに「若い子の取扱説明書」を切望している。
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最近、ジェネレーションギャップを感じることが多いんです。誰か私に「若い子とはこういう風に付き合うんですよ」ってマニュアルをくれないかな(笑)
友人に「若い子の取扱説明書が欲しいわ!」といったら、「そんなものはないよ」と即答されてしまった。だったらどうしたらええねん!ですよ。
まず、どうしても理解できないことは、失敗してもすぐに謝らない、謝れない人が多いんじゃないですかね。「すみません!」といえば、「次、気をつけてね!」といった感じで終わるのに。謝らないから、なんでお詫びないのとイライラしてしまうんです。
先日も自分の年代と近い後輩と議論になったんです。「自分たちの年代は新人2人を崖の下に落として競わせて、頑張れ、どっちか上がってこい!って世代!」って。実際、上がってきたものが名誉とか地位とかお金とか、それに付随したものを手にできる入れられるわけじゃないですか。だからこそ「頑張ろう!」って思える。
でも最近社会人になった世代は待てど暮らせど上がってこない。上からそーっとのぞいて見ると、日の当たらない崖の下で2人仲良く暮らしてる場合が多いんじゃないかと。最近の若者は、仕事で地位やお金を手に入れることよりも、最低限の生活ができるお金があればいいそうで、時間があれば、趣味に使いたいらしいんです。欲の価値観が全然ちがいますね。
私が若いころに、母が同じように「最近の若者は」と言っていたときは「このオバさんは…」って思っていました。いまの私も昔の母と同じようなことを言ってます。私たちにできることは、若者の考えを理解し、尊重し、さらに自分たちの経験を上手く伝えてあげていくことが大切だと思っています。
私は諸先輩方によく叱って教えて頂いたからいまがある。次は私が若い子に教えていく番ですね。