将来消えてしまう職業?「お笑い」どうなる

 YouTuberなど10年前にはなかった職業が、現在は子どもたちの憧れになっている。また以前は“当たり前”だった職業が、町から姿を消している場合もある。47%の職業が10年後にはなくなるという調査を目にしたハイヒール・リンゴも、職業としてのお笑いのあり方について語った。

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 10年後になくなる職業の調査というのがあるんですが、なかなか考えさせられます。いろんな調査があって、海外の調査だと日本人にはなじみのない職業もある。それでもスポーツの審判とか、なるほどと思うのもあります。人の見る目より機械の方が正確だったり、人間より人工知能AIの判断が正しかったりする。私の見た調査では郵便配達や、手縫いの仕立て人なども挙げられていました。

 私自身の実感として、10年前に町の写真屋さんがここまでなくなるなんて、想像もしていなかった。プロに任せず、自分でプリントアウトする。印刷だって自分でしてしまうから、町の印刷屋さんがなくなっている。

 私の父は印刷会社に勤めていました。生きていたら86歳。50年前の印刷屋はバリバリ稼働していたんですよ。新聞記者も、ネットでダイレクトに情報を公開するから、わざわざ取材に行ってというのがなくなるとか。

 私も消える仕事に、お笑いが入っていたらどうしようと思っていたら、伝統芸能として細々と続くとか。媒体が変わるみたいです。

 例えば50年前、ラジオはニュースから娯楽まで、最新の情報が得られるものだったけど、廃れてしまった。でもいままたコアなファンが増えて、インターネットで聞いている。テレビも地上波は自主規制があるから、ネットの番組の方が面白いとか言われたりしていますからね。

 この50年でものすごく変わってる。だから次の50年で絶対に消えない職業なんてないなと思う。政治家だって人工知能が国を運営する方が不正も働かないし、経費をごまかしたりもしない。忖度(そんたく)もしないし、ものすごくクリアな政治ができる。

 仕事として生身の人間が必要なのってスポーツ選手くらい?子どもを産むことは人間にしかできないけど、将来は人工子宮ができるかもしれないし。

 そう思うと何だか殺伐としてきますよね。現在ある仕事の47%が10年後にはなくなるという調査もあるそうです。すごいでしょ?ハイヒールは結成35周年だけど、特にイベントは考えてなかった。でも先を考えたら…やっぱり、できるときになんかやりますわ!

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