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忘れられない同級生が吹っ飛ぶ姿、町医者の男子校時代の思い出

 この時期になると思い出すのが大学受験や国家試験です。今でも国家試験に関する悪夢は時々見ます。一方で楽しかった学生時代や印象深い学生時代の出来事も思い出します。

 私は目指していた中学とは別の中学に入学しました。周囲には「灘を1点差で落ちた」などウソか本当か分からないことを言う連中がいました。男子校(当時)という事でヤンチャな人間が多く、当時の学校の先生はケンカが強ければなれたと伺いました。いや、強くないとなれなかったのかもしれません。

 小学校を卒業したばかりの我々にとって第一印象は大切。最初にガツンと来る先生には恐怖を抱きます。優しい?先生には、皆でからかう事は頻繁にありました。私は社会の先生が非常に怖くて、今お会いしても目を合わせて話すことができないかもしれません。

 顔が普通の人の2倍(イメージ)あって、足が非常に短い先生がおられました。中学1年のある時に黒板で漢字の練習をしている同級生がいました。「小作人」と書いているときに、その先生が授業のために入室してきました。

 同級生は「小作人」を消し忘れていました。本当に悪気はなかったのです。しかし、先生は顔を真っ赤にして「誰や!!小作人って書いたやつは!!出てこい!!」と一喝されました。あまりの恐怖に教室は凍りつきました。

 同級生が手を挙げて、前に出ていきました。前に着いた瞬間に「小作人を馬鹿にするな!!」と黒板消しで顔をはたかれ、吹っ飛ぶ姿は今でも頭から離れません。以降、誰一人その先生をからかっているのを私は見たことがありません。

 字数の関係で書けませんが、恐怖だけではなく、私の中学、高校時代は非常に有意義で楽しい生活でした。色々な先生のお陰で、今、なんとか町医者として生きております。感謝です。

◆谷光 利昭 兵庫県伊丹市・たにみつ内科院長。外科医時代を経て、06年に同医院開院。診察は内科、外科、胃腸科、肛門科など。

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