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「今年はインフルエンザのワクチン接種を受けるべきか?」悩むあなたへ、医師からのアドバイス

 今年インフルエンザワクチンを受けるか受けないか、みなさん悩んでおられると思います。去年は念のため接種したけど、ぜんぜん流行しなかったから今年はやめておこうという方も多いはずです。

 インフルエンザワクチンは新型コロナワクチンと同様、罹患や重症化を防ぐためのものです。絶対にかからないというワクチンではありません。しかも不活化ワクチンですので、接種して得た免疫は終生免疫ではなく、時間とともに弱まります。しかも去年、ほとんど発生しなかったことでウイルスに暴露する機会がなくなり、さらに免疫は落ちているはずです。こういう時こそ要注意です。

 インフルエンザワクチンが新型コロナウイルス感染を予防する可能性もすでに報告されています。米コーネル大の論文では、イタリアの高齢者を対象にインフルエンザワクチン接種率と新型コロナ感染時の死亡率を調べたところ、インフルエンザワクチンを接種したことにより免疫力全体が活性化し、インフルエンザのみならず、新型コロナウイルスに対する免疫力を高めた可能性があると指摘しています。

 新型コロナウイルスの内服薬も、早ければ年内に国内で流通される見込みで、ワクチンと内服薬が行き渡れば、コロナパンデミックの終息もありえます。そうなれば、今度はインフルエンザが流行する可能性が出てきます。今年も流行しないだろうから接種しない、ではなく、免疫を高めるために、インフルエンザワクチンを毎年接種することが最大の備えと言っても過言ではありません。

◆松本 浩彦 芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。

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