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1年に1度の健康診断「眼科」ではどんな検査を受けていますか? ぜひ足してほしい項目があります!

 「1年に1度は眼科健診を」というフレーズをみなさん耳にしたことがあると思います。失明につながる目の病気の多くは痛みがなく、かなり進行してからでないと自覚症状が出ないため、症状がなくても健診を受けておくことが大切だからです。ところでみなさん健診を受ける時に、自分がどんな眼科の検査を受けているか確認しているでしょうか?

 眼科健診の項目が入っていても、内容が「視力・眼圧」だけだと病気が見つからないことが多いです。みなさんもご存じかと思いますが「視力」は単純に見え方を数値で表したもの。「眼圧」は眼球が内側から張る力で、極端に高いと目の奥に負担がかかります。

 「眼圧が高い=神経が傷んで緑内障になる」というイメージがあると思いますが、日本人のほとんどが眼圧は正常範囲内なのに緑内障が進行していく「正常眼圧緑内障」のため、眼圧だけをチェックしていても緑内障の早期発見につながるわけではありません。

 それでは健康診断では何を調べてもらえばよいのでしょうか?それは「眼底検査」もしくは「眼底カメラ」という項目です。眼底とは目の奥の見たものを映し出すスクリーンのような場所で、そこを写真にとって(もしくは眼科医が直接診察して)確認できます。

 カメラで撮影すると、目の奥の神経(視神経)・目の奥の中心(網膜・黄斑)などの重要な場所を確認できます。失明の原因になる「緑内障・糖尿病網膜症・加齢黄斑変性症」は、目の奥を確認することで早期発見ができるのです。いずれも早く見つけて適切な治療をすることで失明のリスクを減らせるので、眼科健診でのチェックが大切です。

 ほんのひとつ検査を受けるだけで、未来の見え方を守ることができます。眼科健診は受けているけれど項目はどうなっていたかな…と思ったあなたは、内容をぜひ確認してみてくださいね!!

◆窪谷日奈子 医療法人社団吉徳会・あさぎり病院・眼科医長。眼科専門医。

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