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【松本浩彦医師】いま、町の病院はどうなっているのか?

 いま、病院に行くのが怖い、どの程度なら受診していいのだろう?と悩んでいる方が大勢いらっしゃると思います。ちょっとしたケガや痛みで通院すると、逆に感染リスクがあったり、また医師や看護師、重篤な患者さんにご迷惑なのでは…という感覚です。我慢するあまり、症状を悪化させてしまっては大変ですが、大抵の方はその「線引き」が難しいと思います。

 まず、みなさんに知って頂きたいことは、現時点で、町の診療所に足を踏み入れても、新型コロナウイルス感染リスクはほぼありません。理由として、第一にどこの診療所でも、来院患者さんが極端に減ってます。ひどいところは通常の5分の1です。「3密」の状態ではありません。また頻繁に窓を開け放ち、換気と設備の消毒を行っています。エアロゾル感染の予防として、消毒薬の噴霧も欠かせません。

 次に、これはうちの場合ですが、37度5分以上の熱がある方にはまずお電話いただいて、通常の診療時間ではなく、時間をずらして受診をお願いしています。その際に診療にあたるのは、厳重な防護をした私ひとりです。診察中はもちろん、全ての窓を開けています。

 うちではそういう患者さんは、多くても1日2人ほどです。患者さんが帰られたあとはもちろん、院内を消毒します。コロナウイルスは、アルコールでなくとも、一部の除菌消臭剤をたっぷり噴霧すれば消毒できる、という報告もあります。

 発熱している患者さんの診察・検査・投薬はさまざまですが、過去1カ月で、この人は怪しいと感じた患者さんが3人いたものの、保健所にお願いしてPCRを受けられた方は1人だけ(結果は陰性)でした。この今のPCR検査制限には私も憤慨しています。

◆松本浩彦(まつもと・ひろひこ)芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。

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