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【松本浩彦医師】新型コロナウイルスはキラーウイルスではないはず GW明けには収束を期待

 日本における今冬のインフルエンザ発生状況は例年に比べて6~7割程度とのこと。まだ中間発表ですから4月前後にB型が猛威を振るう、なんてこともありますので、まだまだ予断は許しません。ただアメリカでは昨年末から未曾有の大流行で、例年の2倍以上のインフルエンザ関連死が発生したとの情報もあります。

 ところがその代わりに新型コロナウイルスという、もっと厄介なものが世界中に蔓延しています。ウイルスの詳細が少しずつ解明されてきてはいますが、いちど新型ウイルスが流行すると、いつの時代も医療は後手に回り追いつけていません。事実今回の新型コロナウイルスでも、特効薬もワクチンも簡易検査キットも、実用化はまだまだ先になりそうです。

 流行初期の段階で、私はこのウイルスは人を殺したいウイルスではなく勢力を世界中に広めたいタイプだ、というコラムをアップしましたが、証拠もないのにエエ加減なことを言うな、といった否定的なコメントが多く寄せられました。しかし今でも毒性と感染力は反比例するという考えは変わっていません。厳密に言うと「パンデミック=広範囲への感染性=致死率の低さ」ですが、多くの方に誤解を招いてしまいました。ただ現状、中国湖北省を除けば致死率は0・2%以下で、キラーウイルスでないことは確かなようです。

 今後ウイルスの全容が解明され感染拡大が落ち着くには、夏前までかかるでしょう。これまた根拠のない予想なのですが、町医者として長く臨床の現場にいると、経験上の予測というのはそこそこ当たるようになるものです。たまに的外れもありますけど。期待半分で、暖かくなるゴールデンウィーク明けには収束してくれるものと期待しています。

◆松本 浩彦 芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。

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