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【松本浩彦医師】インフルエンザ再流行…連休中に懸念 医療機関 事前に把握を

 史上最長のゴールデンウィークを前に、インフルエンザが猛威を振るっているとのことですが、私はそこまで大騒ぎする必要はないと思っています。確かに2月中旬の時点では患者数は記録上最多と、社会問題にまでなりましたが、当院では2月下旬から全く患者さんが来なくなりました。

 それから2カ月、今期インフルエンザB型と私が確定診断した患者さんは1人だけです。この春のインフルエンザで、より多くの症例をお持ちになっている近隣の小児科の先生(神戸市東灘区・大倉完悦先生)にお話を伺いました。

 大倉クリニックではこのところインフルエンザの患者さんが1日あたり2~3人来院する。爆発的流行というより、親兄弟など濃厚接触者が感染する傾向が強い。学級閉鎖も学年まで広がることなく収束している、とのことです。一部で局地的に流行しているのは間違いないようですが、爆発的流行というほどではありません。今後も全国的な大流行はないと推測されます。

 例年3月に入るとインフルエンザの患者数は次第に減り、流行はA型からB型へと変わっていきます。ところが今期は2月下旬から4月中頃まで全く患者さんが来ないと思っていたら、突然この騒動です。連休で人の移動が増え爆発的に流行するという予想もありますので、連休中も診療している医療機関を事前に把握しておくことは必要でしょう。

 このような状況になった理由は、ワクチンの効果が切れてきたからです。インフルエンザワクチンの効果は半年、早い人は3カ月です。昨年末に射ったワクチンの効果はもう切れているはず。今回の騒動の大元はそこにあると思います。

 今後しばらくはB型が散見されるでしょうが、大倉先生から耳寄りな情報を頂きました。いま流行っているB型インフルエンザには、数ある特効薬の中でも「リレンザ」が、いちばん早くよく効くとのことです。頭の片隅に入れておいても損はないでしょう。

 ◆筆者プロフィール 松本浩彦(まつもと・ひろひこ)芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。

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