新庄剛志ビッグボスは「礼に始まり礼に終わる」ファインダー越しに見えたもの
好感度アップだ。日本ハムの新監督・新庄剛志ビッグボス(49)である。
20日、千葉・鎌ケ谷スタジアムで行われた練習の視察に訪れた。午前10時半、ハイヤーで球場に到着すると、白のタートルネックにおしゃれなジャケットを着こなし、オーラを漂わせながら報道陣に“敬礼ポーズ”。名刺代わりの、絵になるパフォーマンスを決めた。
グラウンドでは、あいさつに来た選手一人ひとりに丁寧に対応し、熱心に語りかける姿が印象的だ。視察後は囲み取材で新たなアイデアを熱く語り、帰りの車に乗る際も再び“敬礼ポーズ”を決めた。礼に始まり礼に終わる、実に丁寧なマスコミ対応だった。
派手な服装や言動が注目されがちだが、実際に取材してみると、人としての魅力や野球への情熱が伝わってきて、好感度はグ~ンとアップした。プロ野球は結果がすべてと言われる世界だが、応援したくなる、魅力的なチームを作るにちがいない。そんな期待を抱かせる監督だ。(写真と文・開出牧)