ロッテ・佐々木朗希 グラブ位置にズレ ファインダー越しから見えた課題

 課題は「再現性」か。1軍公式戦最速の157キロをマークしながらも、5回4失点でプロ2敗目を喫したロッテ・佐々木朗希投手(19)である。

 9日、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ-日本ハム9回戦に先発し初回に157キロをマーク。写真左は1回1死、156キロのストレートで西川を三振に仕留めた時の投球フォームである。左足に体重がのって、身体に巻きつくような右腕に力強さを感じる。

 しかし、イニングが進むにつれて球速は落ちた。写真右は5回に撮影したものだが、左手のグラブがセンター方向に流れており、身体が早く開いていることが分かる。身体が開くことによってストレートがシュート回転し、左打者のインコース、右打者のアウトコースがストライクゾーンの内側に入り、甘いボールになる。

 先発マウンドでチームを勝利に導くためには、ストレートの質を保つ投球フォームが不可欠だろう。左右の写真を見比べて明らかに違うのは左手のグラブの位置である。

 150キロ台後半をマークした投球フォームを再現するためには、左手のグラブの使い方が鍵になるのではないだろうか。写真を見比べながらそう感じた。(デイリースポーツ・開出牧)

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