広島・小園海斗内野手(21)が練習の最後に必ず行う個別メニューがある。2個並べたボールの間をダッシュし、ボールの前で腰を落として捕球体勢を取る。自らに課したノルマを黙々と繰り返す姿を見ているとレギュラー定着への意気込みを強く感じる。
新型コロナの陽性判定を受け、試合から遠ざかる日々を余儀なくされたが、復帰後も好調な打撃をキープ。守備でも巧みなグラブさばきで好プレーを披露する。つかんだチャンスを逃すまいと必死のアピールが続く。
飛躍が期待される3年目。コロナ感染という逆境を乗り越え“再始動”した小園の戦いをこれからも注目していきたい。
(写真と文 デイリースポーツ・立川洋一郎)