打球を足で!楽天・田中将、8年ぶり復帰登板で見せた“男気”
「日本ハム4-1楽天」(17日、東京ドーム)
8年ぶりの復帰登板を果たした楽天・田中将大(32)が1回から男気を見せた。
“直球破壊王子“の異名を持つ日本ハム・渡辺諒の放った打球に田中将が懸命に足を伸ばすとスタンドがどよめいた。
そして遊撃手の小深田大翔が反転しながら一塁に送球して無事にアウトを取ると、観客から温かく大きな拍手が送られた。
4回には、前の打席でソロを打たれた石井一成の強烈な打球を好捕して併殺に打ち取った。
その後、5回を投げ終えて右腕にタオルを巻き、下を向いて無念の表情を浮かべてべンチを後にする田中将の姿が印象的だった。
先発して5回75球を投げて3失点。決して満足のいく投球内容ではなかったが抜群の存在感を見せてくれた。(写真・文=堀内翔)