大阪府聖火リレー 隔離された空間に各々の人生が詰まっていた

大阪府の第1走者として聖火を運ぶ片岡愛之助=4月13日、万博記念公園(撮影・高部洋祐)
太陽の塔を背に、関係者だけのコースを伴奏者と共に走るランナー=4月13日、万博記念公園(撮影・高部洋祐)
次走者(右)へのトーチキスを行った車椅子のランナー。後方の伴走者も一緒にポーズ=4月14日、万博記念公園(撮影・高部洋祐)
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 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国で初めて公道での走行を中止して行われた大阪府の東京五輪聖火リレー。吹田市の万博記念公園内に設けられた周回コースを、多くのランナーたちが駆け抜けた。

 実施に対してネットを中心に賛否両論飛び交う聖火リレーだが、観覧が制限された空間で実際に取材をして印象的だったのは、ランナーたちはそんな周囲の声とは関係なく、それぞれの思いをかみしめながらみんな笑顔で走っていた事だ。

 誰もいない沿道に向かって手を振るランナーや、伴走する家族の協力を得ながらゆっくり聖火を運ぶ車いすのランナー。「聖火リレーの意味」は一人一人の心の中にあるのだと感じた、独特の空間だった。(写真と文 デイリースポーツ・高部洋祐)

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