特大弾は佐藤輝だけじゃない 井上の“京セラD5階席弾”に見た猛虎の未来

9回阪神2死、京セラドームの左翼席上段に特大ソロをたたき込む阪神・井上広大=14日(撮影・吉澤敬太)
9回、阪神・井上広大が放った打球は、左翼席上段に飛び込む=14日、京セラドーム(撮影・吉澤敬太)
9回阪神2死、左翼席上段に特大ソロをたたき込み打球の行方を見つめる阪神・井上広大=14日、京セラドーム(撮影・吉澤敬太)
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 強烈なスイングを見た瞬間、誰もがそれが特大弾だと分かった。打球はまだ着弾していない。いったいどこまで飛んでいくのか。

 14日のウエスタンリーグ・オリックス戦の九回、打席でフルスイングした阪神・井上広大は、OB新井貴浩のように振り切った勢いそのままに前方へバットを突き出し、左翼席へ飛んでいく打球を見つめた。ボールが跳ねたのはなんと京セラドームの5階席!横に立つレフトポールよりもさらに上だ。どよめく球場の中で背番号32が悠然とダイヤモンドを回る。

 くしくもこの日、甲子園では1軍で佐藤輝明が本拠地初本塁打を放った。9日の横浜戦ではハマスタの右中間を超える場外弾を放ったドラ1が快進撃を続けるが、19年の夏の甲子園を制したこの男もとてつもないパワーを持っている。若干19歳にして京セラの最上段に本塁打を突き刺した井上と、佐藤輝。2人の大砲の活躍に、猛虎の明るい未来を期待せずにはいられない。(写真と文 デイリースポーツ・吉澤敬太)

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