ロッテ・佐々木朗希のこのガッツポーズ、カメラマンも待っていた
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見事にハマった!プロ初登板で1回無安打無失点の快投でガッツポーズを決めたロッテ・佐々木朗希投手(19)である。
12日、ZOZOマリンスタジアムで行われたオープン戦の対中日6回2死、4番・ビシエドを152キロの直球で見逃し三振に仕留めると、気迫に満ちた表情でガッツポーズを決めた。
一塁側の、ロッテベンチ寄りのフォトエリアで望遠レンズを構えていた私は、待ってましたとばかりにシャッターを連写した。狙っていたシーンが現実となった。
一塁側からの撮影を選択したのは、右投手の場合は投げ終わった後の表情がよく分かるからだ。結果が良ければ、笑顔やガッツポーズが撮影できる。
東日本大震災から10年を迎えたばかり。東北出身として被災地の期待を背負っている佐々木は、誰よりもいい結果を出して勇気や希望を届けたいと思っていただろう。そんな思いが、ガッツポーズとなって表れたように見えた。
私もポーカーフェースを装いつつ、心の中で何度もガッツポーズを決めた。狙っていた画が撮れた喜びと、素晴らしい写真を届けられる喜びに満たされた。(デイリースポーツ・開出牧)