土俵際で見せた執念 V争い、2敗死守した正代

隆の勝(右)が倒れた後も右足を必死に土俵に残そうとする正代=両国国技館(撮影・堀内翔)
正代が隆の勝(右)を叩き込みで下す=両国国技館(撮影・堀内翔)
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 「大相撲初場所・13日目」(22日、両国国技館)

 2度目の幕内優勝を目指す大関正代が土俵際で執念を見せてくれた。

 立ち合いから関脇隆の勝に攻め込みながら、まともに引いて後退。後がない土俵際。しかし回り込みながら、はたき込みを放った。

 物言いがついた一番。正代はタオルで汗を拭きながら冷静な表情で土俵に集まった審判を見つめる。

 そして足が残っていることが確認され、11勝目を手にしてトップタイを死守した。

 隆の勝が倒れた後も、必死に右足を土俵に残そうとする正代の執念に観客から大きな歓声が送られた。

 平幕の大栄翔も2敗を守り優勝争いは大きな注目が集まりそうだ。(写真・文=堀内翔)

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