元気な若虎たちに期待!印象的だった小幡、片山の気迫あふれるプレー

広島・韮沢の打球をファウルゾーンまで追い、ダイビングキャッチを試みる小幡=1日、由宇(撮影・坂部計介)
林の打球をベンチ前まで追い、捕球しようとした片山だったが、ボールはミットの端で跳ね、グラウンドに=2日、由宇(撮影・坂部計介)
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 久々の出張で、ウエスタン・広島対阪神戦の取材のため、由宇に行ってきた。コロナ禍の影響で、ファームの開幕も遅れ、無観客という制限はあるものの、野球の試合が行われるのはうれしいこと。現場での撮影も2月の安芸キャンプ以来だ。

 本来は3連戦だったが、雨のため2試合の取材となった。阪神は、井上の本塁打、西純の好投などルーキーたちの活躍が光ったが、個人的に印象に残ったのは、積極的な2つのプレーだ。

 1つは1回戦の三回、広島・韮沢が打ち上げた打球に遊撃手・小幡がダイビングキャッチを試みたがわずかに及ばなかった。この回、林に2ランを打たれ、さらに走者が一塁に。相手の攻撃を何とか切ろうとする必死な思いが見えた。

 次は2回戦の8回。広島・林の打球を捕手・片山が相手ベンチの直前まで追い、捕球しようとしたが、球はミットの端に当たりグラウンドに転がった。もう少しでファインプレーだったが、片山の口惜しそうな表情からは気迫を感じた。

 由宇のグラウンドはファウルゾーンが広い。「あきらめずに追いかけろ」というベンチの指令があったのかもしれないが、2人のボールに食らいつく姿は印象的だった。この若トラたちの姿勢が将来のタイガースを支えることを願いたい。(デイリースポーツ・坂部計介)

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