三浦知良の執念 大きく逸れるボールに果敢に“エアヘディング”

前半、果敢にヘディングシュートを試み、ゴールへの執念を見せる横浜FC・三浦知良選手(左後方)=23日のFC岐阜戦、ニッパツ三ツ沢球技場(撮影・開出牧)
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 横浜FC・三浦知良選手(52)が23日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ2リーグFC岐阜戦で、今季初の先発出場を果たし、ゴールへの執念を見せた。

 前半の終盤だった。ゴール前で右から蹴り込まれたクロスに、三浦は果敢にヘディングシュートを狙いにいった。

 写真を見ると、鮮やかなヘディングのように見えるが、実は、ボールは約40センチも離れたまま通過している。三浦は届かないと分かっていても、必死に食らいつこうとした。

 目を閉じ顔をくしゃくしゃしながら、悔しがった。両手を頭上で合わせ、クロスを蹴った選手におわびのジェスチャーを見せた。

 自身が持つ最年長記録を更新し、ゴールすれば、最年長得点記録も更新できたが、三浦にとって記録は通過点にすぎない。一つでも多くのゴールを決め、チームの勝利に貢献し、サッカーを1日でも長く続けることが第一義である。

 交流があったメジャーリーガー・イチロー(45)が現役を引退したが、オレはまだまだやるぜ、といわんばかりの“エアヘディング”だった。(デイリースポーツ・開出牧)

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