中日・根尾昂のキャッチボールに感じた投手のプライドと可能性

 投手のプライドを感じさせるフォームでキャッチボールを行う中日・根尾昂。後方左は2軍の小笠原道大監督=1日、読谷(撮影・開出牧)
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 中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭=が1日、沖縄県の読谷平和の森球場で2軍キャンプに初参加し、投手のプライドを、キャッチボールのフォームににじませた。

 1月23日に練習中に右足ふくらはぎの肉離れを発症し、キャンプ初日は別メニューで練習を行った根尾。外野でランニングやストレッチを行った後、内野でキャッチボールを行った。

 塁間ほどの距離だったが、大きく流れるようなフォームで、回転のいいボールを投げていた。センター方向に大きくテイクバックして、胸を張って右腕をムチのようにしならせる。最速150キロのストレート。甲子園マウンドで躍動する姿は、記憶に新しいが、実際にブルペンで投げる姿も、見てみたくなった。

 昨年の仮契約の席上で、遊撃一本で勝負する意思を球団関係者に伝えたという。二刀流の可能性を自ら絶った形だが、この日のキャッチボールに、投手のプライドと可能性を感じたのは、私だけではないだろう。もったいないと、改めて思った。(デイリースポーツ・開出牧)

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