好調のヤクルト山田哲人の練習にはテーマを感じる

14日の巨人戦の試合前、右手だけでバットを握りティーバッティングを行うヤクルト・山田哲人(撮影・開出牧)
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 7月の月間MVPに輝き、8月に入ってからも好調をキープしているヤクルト・山田哲人内野手(26)。8月14日の巨人戦(神宮球場)を取材した私は、試合前の山田の練習に、レンズを向けた。

 午後2時過ぎ、炎天下でヘルメットをかぶり、ティーバッティングで汗を流している。様々なパターンのティーバッティングをすることで知られているが、それぞれにテーマが感じられ、撮影していて飽きが来ない。

 中でも、長くシャッターを押したのは、右手でバットを持って、ボールを打つ練習だ。右脇を締めて打っていることから、内角打ちの練習をしていることが分かる。巨人・坂本勇人(29)のように、普通に打てばファウルになる内角球を、フェアゾーンに運ぶ技ありのバッティングを生み出すにちがいない。

 もちろん、山田に限らず、利き手で打つ練習をしている選手はいるのだが、山田は特にバリエーションが豊かで、ティーバッティングを大切にしていることが伝わってくる。練習の一つ一つにテーマを感じて、炎天下を忘れシャッターを切った。(デイリースポーツ・開出牧)

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