大谷翔平の直角あいさつ…何をやっても絵になるスター
スターは何をやっても絵になる。今シーズン、大リーグ・エンゼルスで二刀流を実現すべく、古巣の日本ハムの2軍施設(千葉県鎌ケ谷市)で自主トレを行っている大谷翔平投手(23)が8日、グラウンドに現れた日本ハムの有原航平投手(25)と浦野博司投手(28)に向かって、深々と頭を下げた。
90度に折れ曲がった一礼は、まるで漫画の一コマのようだ。時間にして数秒だが、ここまできれいに身体を折り曲げ一礼をする人はなかなかいない。
昨シーズンは5位に甘んじた日本ハムにおいて、2ケタ勝利を挙げた有原と5歳も年上の浦野の登場だけに、深々と頭を下げ、敬意を表したのだろう。
メジャー行きが決まっても、年上の先輩たちへの礼節を忘れない二刀流。実るほど頭を垂れる稲穂かな、という言葉が記者の脳裏に浮かんだ。
絵になるスターがまた一人、海外へ羽ばたいてゆく。カメラマンとしては、うれしくもあり、寂しくもある。(デイリースポーツ・開出牧)