三浦皇成騎手「復帰への笑顔」落馬した週に落馬した札幌で…

 あれから一年…美浦トレセンで再会した彼は馬の上で満面の笑みをみせていた。

 昨年の8月14日、札幌第7レースで、1番人気モンドクラフトに騎乗した際に落馬した三浦皇成騎手。精密検査で左第4、5、6、7、8、9、10、11、12肋骨骨折、左肋軟骨骨折、左緊張性気胸、左血気胸、左副腎損傷、骨盤骨折(左仙骨縦列骨折、左第3仙椎横骨折、左恥骨骨折、恥骨結合解離、右座骨骨折)と、こうやって挙げているだけでもとても痛々しく感じるほどの骨折箇所と負傷…間違いなく騎手生命も危ぶまれるほどのケガだった。

 この一年、相当苦しいリハビリ生活を経験していたであろう彼に調教の合間「もう大丈夫なの?」と聞いてみると、「ご心配おかけしましたがもう大丈夫ですよ!」と力強い言葉が返ってきた。

 そして、一回り大きくなった胸板や腕を指さすと「かなりムキムキになったでしょ?」と、満面の笑み。そんな彼を見て、復帰への手応えが感じ取れたんだと思った。

 復帰騎乗は8月12日(土)、13日(日)が予定されている。

 落馬した週に落馬した場所で復帰…これは彼なりのケジメなのだろう。

 その日、レースで無事ゴール板を駆け抜け笑顔で戻ってくる三浦皇成騎手を心待ちにしたい。(デイリースポーツ・三好信也)

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