侍ジャパン、お立ち台でも魅せるTN砲
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WBC・1次リーグB組、8日のオーストラリア-日本戦(東京ドーム)で勝負を左右する一発を放った中田(日本ハム)と筒香(DeNA)が試合後もファンを楽しませた。
お立ち台に上がった2人の大砲。今大会初安打が決勝本塁打となった中田は「ゴウ(筒香)が空気を読まずにバンバン打つので、これからも頑張りたいです」と皮肉まじりに語った。
これに筒香は思わず苦笑いし、中田の本塁打について聞かれると、中田の顔を見ながら棒読みで「うれしです」と答え、ファンの笑いを誘った。
普段ならここでツッコミを入れるであろう中田が、両腕を広げながら熱い抱擁を交わした。ファンから大喝采を受け、照れくさそうに笑う巨漢2人の顔が印象に残った。
大会前に大谷(日本ハム)が負傷辞退。多くの日本人大リーガーが出場できない侍ジャパンの復権が危ぶまれていたが、TN砲のパフォーマンスが好調になれば、2大会ぶり3度目の優勝が近づく。(写真と文=デイリースポーツ・堀内翔)