早実・清宮幸太郎 走る怪物、父譲りのDNAで好走塁

12日の明治神宮野球大会静岡戦の7回2死一塁、暴投で一塁から三塁へ好走塁を見せる早実・清宮幸太郎=神宮球場(撮影・開出 牧)
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 怪物が足で魅せた! 早実・清宮幸太郎内野手(2年)が12日、明治神宮野球大会(神宮球場)の静岡戦で、意表を突く好走塁を魅せた。

 第4打席の七回2死、強烈な打球音を残して右翼フェンス直撃の右前打を放つと、次打者の暴投で一気に三塁へ激走した。二塁ベースを回って三塁へ向かう時のトップスピードもさることながら、瞬時の判断力は“父譲り”か。父・克幸さんは、日本を代表するラガーマン。ナンバーエイトという、判断力と脚力が求められるポジションだった。

 清宮と言えば、パワフルなバッティングがまず思い浮かぶ。一昨年の夏の甲子園で一年生ながら2発の本塁打を放ち、高校通算本塁打はすでに75本(13日現在)に達している。身長184センチ、体重97キロの巨漢は、まさに和製大砲。そんなイメージとは裏腹に、走塁がうまかった。

 右翼フェンス直撃の一打はスタンドをどよめかせたが、勝ち越しにつながる好走塁は、怪物のポテンシャルを改めて感じさせた。(写真と文=デイリースポーツ・開出牧)

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