日本ハム・中田翔 華を感じさせるフルスイング
華がある、フルスイングだった。日本ハム・中田翔内野手(27)が1日、楽天戦(東京ドーム)で、豪快な空振りでスタンドを沸かせた。
8点リードの八回2死三塁、打席に入る中田への、スタンドの期待は、3打席連続の一発だっただろう。五回に左越え3ラン、七回に左越えソロを放っていた。
その期待に応えるかのように、豪快なフルスイングを見せた。ヘルメットこそ飛ばなかったが、スイング後に体勢が崩れるほどの空振りに、スタンドは沸いた。残念ながらこの打席は三ゴロに倒れたが、十分にファンを魅了したのではないだろうか。
フルスイングと言えば、ソフトバンクの柳田だが、中田もフルスイングで沸かせられる、数少ない選手だ。
リーグトップの95打点について「みんなが走り回って帰ってくれているので、感謝してます」と、お立ち台で謙虚に語ったが、パ・リーグを代表するスラッガーであることは、数字(打点)が証明している。
結果はもちろん、ファンを楽しませるプラスアルファ。中田のフルスイングに、華を感じた。(写真と文=デイリースポーツ・開出牧)