【ファイト】RG「あるある」と棚橋「愛してま~す」根っこは同じ 棚橋とRGが共に過ごした青春時代の結実とは

棚橋弘至の「愛してま~す」ポーズを取るユリオカ超特Q(前列左から3人目)、レイザーラモンRG(同4人目)ら「立命館プロレス同好会」のOBたち
 40周年記念総会に出席したOBのユリオカ超特Q(左)とレイザーラモンRG
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 新日本プロレスの新春恒例の1月4日の東京ドーム大会で、エースの棚橋弘至(49)が引退試合に臨んだ。元ライバルで米AEW所属のオカダ・カズチカ(38)に敗れたが、団体の低迷期から再興をけん引したエースは最後に4万6913人超満員札止めの絶景を見届け、26年間のプロレスラー人生に終止符を打った。棚橋を輩出した立命館プロレス同好会(RWF)は40周年を迎え、多くのOBも会場で見届けたが、1学年先輩のお笑い芸人・レイザーラモンRG(51)の姿もあった。

 棚橋は33分3秒の激闘の末、大の字になって現役生活に別れを告げた。2000年代の新日本を象徴する逸材は、最後に超満員の光景を見届け「愛してま~す」と叫んで去った。RGは棚橋のデビュー戦と同様現場に駆けつけ、相方のHGらと勇姿を見届けた。

 「棚橋らしい引退試合でしたね。もっと泣くかと思ったが、引退セレモニーでもアイドルみたいにゴンドラに乗って、湿っぽくならない明るい終わり方で。かつての殺伐とした新日本のイメージを、棚橋らしく最後まで明るく楽しい雰囲気に変えましたよね。誇らしかったです」

 95年4月、棚橋は立命館大に入学し、RWFに入った。当時から団体エースのターナー・ザ・インサートとして活躍し、ライバル団体DWAのギブアップ住谷(レイザーラモンHG)、ペガサスけんじらと学園祭などで名勝負を繰り広げた。そして在学中から厳しいといわれる新日本の入団テストを受け、3度目の挑戦で合格。RWFからのプロレスラー1号となった。ただ、当時の団体内では学生プロレスをよく思わない空気もあったため、出自を隠して日夜トップを目指した。

 学生プロレス出身から業界トップのメジャー団体のエース、そして社長まで上りつめた。RGは「僕は全く棚橋の成功に疑いがなかった。身体能力は高いし、顔もいいし、頭もいい。学生時代からプロレスに必要な全てがそろっていた」という。

 2025年度に創設40周年を迎えたが、棚橋やRG在籍当時は最盛期とも名高く、宇宙人ケブラーダやシューティングスタープレスなどハイレベルな攻防を繰り広げる一方、実況ではRGが大爆笑をかっさらい、毎回多くの学生客が集まる大盛況だった。

 新日本で“愛”を叫び続けた棚橋に、RGは自身のスタイルも重ねる。「人を傷つけたり、いじって笑いを取るんじゃなくて、なぜ失敗したのかとかその背景を肯定して相手を愛すというか。だから当時のRWFの雰囲気が棚橋を形作ったし、俺を形作った。いろんなプロレスを見て、実際に試合でやってみて、実験を繰り返して、生まれたものが『愛してま~す』と『あるある』だった。実は根っこは同じなんです」。京都で過ごした青春時代の結実に思いをはせていた。(デイリースポーツ・藤川資野)

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