【野球】交流戦 阪神戦で低打率のパ・リーグ意外な強打者 攻略のカギとなるか

 セパ交流戦が24日にスタートする。セ・リーグ最下位に低迷する阪神だが、4月22日~5月19日まで21試合連続3失点以下の球団記録を作るなど投手力は安定しており、伊藤将や西純ら若手先発陣にも期待できそうだ。

 パワーヒッターが居並ぶ印象のパ各球団だが、主軸を担う強打者の中には意外にも阪神戦で打率を残していない例がある。その打者で打線を断ち切れるかがポイントのひとつとなりそうだ。

 【楽天】最初の対戦相手はパ首位の好調・楽天。中でも浅村は打率・252、チーム内最多28打点と勝負強さが持ち味だが、交流戦の阪神戦は通算110打数17安打、打率・155と1割台に低迷している。交流戦全体の打率は・256、キャリア通算打率も・282なので、阪神戦の数字が目立つ。とりわけ最近3シーズンは37打数3安打、打率・081と苦しんでいるようだ。

 【西武】現役最多446本塁打の中村は阪神戦通算167打数37安打、打率222だ。交流戦全体が打率・255、キャリア通算打率も・255で、阪神戦はやや低い成績となっている。

 ただし、一発のある打者だけに警戒が必要だ。特に05年は阪神戦17打数3安打のうち1本が本塁打。15年は14打数4安打で3本塁打。19年は12打数5安打で2本塁打。たった一発で試合をひっくり返される可能性が高いスラッガーだけに、前に走者を出さないことが鉄則となりそうだ。

 【ソフトバンク】松田も阪神戦通算164打数26安打、打率・159と苦戦している。交流戦全体の1013打数264安打、打率・261、キャリア通算打率・265からみると、苦手度合いが高いのが分かる。最近3シーズンは33打数3安打、打率・091と、より低くなっている。また、今季は打率・125、5月は無安打と調子を落としている。対戦する機会があれば抜かりなく攻めたいところだ。(キャリア通算打率は21日時点・デイリースポーツ記録室)

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