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【野球】交流戦DHは守備に不安のポランコ、ウォーカー抱える原巨人にもたらすメリットは

 交流戦でのDHは、守備に難があるグレゴリー・ポランコ(30)、アダム・ウォーカー(30)を抱える原巨人に、どんなメリットをもたらすのか。

 5月24日から日本生命セ・パ交流戦2022がスタートする。今年もパ・リーグ球団の主催試合のみに、指名打者(DH)制が採用される。公式戦ではDH制がないセ・リーグの指揮官にとって、DHにどの選手を起用するのか-が大きなポイントになるのは毎年のことだ。

 今年に限っていえば、最もプラスに働くセ・リーグの球団は巨人であるといわれている。5月に入り、打撃ではポランコ&ウォーカーの状態は上向いている。18日の広島戦では今季2度目のアベック弾を放ち、勝利に貢献している。

 開幕以降、この両外国人の拙守ぶりは再三指摘されてきた。例えば、ポランコの失策は19日終了時点でわずか1だが、これはあくまで数字だけのこと。打球処理のまずさなど記録として残らない“ミス”も多い。

 また、メジャー経験がなく、米独立リーグでのプレーが主体だったウォーカーもこれまであまり守備練習をしてこなかったと聞く。そのため、送球をたたきつけたり、カットマンにボールが入らず傷口を広げるケースもある。どちらかをDHで出場させれば、守備力のある選手を起用できる。

 バッテリーは、ポランコ、ウォーカー両外国人が同時出場している場合、いつも以上に配球に注意を払う必要がある。通常なら単打で終わるケースでも、処理でもたつけば長打となり失点に結びつく。あまり外野に飛ばされないような投球を強いられることも多くなる。それがプレッシャーとなり、プロとはいえコースが甘くなったり、ストライクが入らなくなったりすることもあるだろう。

 さらに、両選手が同時出場している場合、野手陣も必要以上の動き動きを求められる。特に、センターの守備に就いている丸佳浩などはレフトにウォーカー、ライトにポランコがいた場合、両方の動きに気を配る必要がでてくる。丸はゴールデングラブ賞7回の守備の名手だが、負担が軽い方がいい。昨年来、打撃の調子が上がらない丸だけに、守備の負担減は打撃にプラスとなることは間違いない。

 故障上がりの吉川尚輝もポランコがライトにいなければ、カットマンとしての動きなど多少は楽になるだろう。また、右膝靱帯(じんたい)損傷で出場選手登録を抹消されている坂本勇人が1軍に復帰した場合や売り出し中の中山礼都がショートで出場した場合、レフトがウォーカーでなければプラス材料に働く可能性は高い。

 巨人にとっていいことずくめとなる交流戦DH。だが、必ずしもそうならないのが野球のおもしろいところだ。=敬称略=(デイリースポーツ・今野良彦)

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