２月１日のキャンプインに向け、鳴尾浜では阪神の選手が連日自主トレを行っている。ウエートトレーニングに力を入れる選手も多く、プロテインシェーカーを片手に練習を引き上げる選手を度々目撃した。

　オフシーズンの重要な課題の一つに挙げられる体作り。筋力アップ、筋肥大が肝となるが、そこに必ず必要となってくる栄養素がタンパク質だ。肉や魚の食事からも多く摂取できるが、より手軽に素早く摂取できるのがプロテイン。トレーニング後に筋肉に栄養が届きやすくなる、いわゆる“ゴールデンタイム”に摂取するのが最適で、アスリートには欠かせない一品である。

　現在は多数のメーカーからさまざまな種類が発売され、果物系の味からチョコ味、抹茶味などバリエーション豊富。タンパク質含有量にもそれぞれ違いがあり、飲む人の好みで選ぶことができる。アマ野球担当時代にロッテドラフト１位・松川に聞くと「ビーレジェンド」、オリックス５位・池田は「ＤＮＳ」と明かしていた。

　阪神担当になり、目の当たりにした筋骨隆々の佐藤輝。思わず、どこのメーカーのプロテインを飲んでいるか聞くと「グリコとか、いろいろ飲んでます。（味は）なんでもいいです」と答えた。数種類のプロテインを摂取していることにも驚いたが、一般的にも広く流通している江崎グリコ製のプロテインを飲んでいることに親近感が沸いた。

　日本ハム・今川優馬外野手（２４）、中日の高橋宏斗投手（１９）は、パドレス・ダルビッシュ有投手（３５）がアドバイザーを務めるブランド「Ｙｕｔｒｉｔｉｏｎ」をのサプリメントを愛用。球界では“ダル推奨サプリ”が流行しつつある。

　今後、さらに球界にはやるプロテインが出てくるのか。注目していきたい。（デイリースポーツ・北村孝紀）