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【野球】阪神2軍V平田監督も驚かせた“声のプレー”積み重ねが「強い選手」の礎に

 阪神2軍が24日、3年ぶり17度目のウエスタン優勝を果たした。日々、選手たちを叱咤激励し、前進させてきた平田2軍監督。それに応え、大きく飛躍しようと汗を流す選手たちは時に、そんな指揮官も驚く成長を見せる時がある。

 2軍新記録となる16連勝を達成した5日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)でのことだ。六回1死一塁で大きなプレーが飛び出した。根尾の放った左越え二塁打を、左翼・熊谷が素早く返球。中継プレーに入った遊撃・山本が「おりゃ!」と気迫の送球で一走・遠藤を本塁憤死に仕留めた。

 1点のリードを堅守したこの試合。平田2軍監督は、熊谷と山本の見事な連係をたたえたことはもちろん、もう一つ重要なプレーがあったことを明かした。

 「遠藤があの時ホーム、ホームって言ったっていうんだから。おれはサードって思ったもん。同点までしゃーないと思ったもん。そういうところで遠藤も後ろから助けてくれていた」。二塁を守っていた高卒2年目・遠藤からは、指揮官も予想外の声が飛んだ。

 遠藤はなぜ、この声を出せたのか。「うちは暑かろうが寒かろうがシートノックは必ずやる。練習の時は投内連係を必ずやる。そういう習慣、当たり前、というのの積み重ねがこういうプレーに出てくるねん」と指揮官。日々の練習の大切さを伝え続け、選手たちが理解して努力を重ねたことが、勝利への執念や貴重なワンプレーへとつながっていく。

 これまで、マジックが点灯しても優勝が近づいても、「何を言うてんねん」、「全然そんな状態じゃないよ」と報道陣の質問に答えてきた平田2軍監督。優勝後の取材で、改めてファーム指揮官としての信念を語った。「強い選手を作るねん、強い選手を。種をまき、水をやり、嵐にも(負けない)。常に嵐だよ」。ファームで育った選手たちが、プロ選手として力強く根を張り、1軍の舞台で大きな花を咲かせた時。優勝以上の喜びが待っているのかもしれない。(デイリースポーツ・間宮 涼)

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