【野球】阪神に立ちはだかる試練の9連戦 気づけば巨人と1・5差、首位死守へのカギは

 阪神は6日からヤクルト(神宮)、巨人(甲子園)、DeNA(甲子園)と激突する9連戦を迎える。球宴までに再び独走態勢に持ち込めるか、それとも開幕から守り続けていた首位の座を明け渡すか。どちらに転んでも大きな山場。最近9試合で2勝6敗1分けと苦しい状況だが、16年ぶりの優勝へ再加速するために必要なことは何だろうか。

 最大8あった2位以下とのゲーム差は一気に詰まり、2位・巨人とは1・5差で3位・ヤクルトとも3・5差。東京五輪後、首位で後半戦をスタートさせるためには、もう一踏ん張りが必要だ。防御率はリーグトップの3・25(5日現在)。投手陣は安定している。一方の打線も1番・近本やマルテ、サンズ、疲れが見えていたドラフト6位・中野(三菱自動車岡崎)らに当たりが戻ってきた。これに不振が続く大山のバットが加われば、開幕ダッシュを決めた強力打線が復活する。

 前半戦は残り9試合。選手らも強く意識している。サンズは「前半戦最後の9連戦は大事になると思う。いい野球をして力強く前半戦を終えられるように頑張りたいね」と気持ちを引き締め、中野も「チームが苦しい状況にあるんですけど、何とかそこを自分が助けられるように。9連戦を9勝するくらいの気持ちで頑張っていきたい」と意気込んだ。

 常に前を向く虎戦士。頂点に立ち続けるために。積極的な姿勢、一丸野球で目の前の敵を撃破していく。(デイリースポーツ・井上慎也)

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